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ソフトバンク光のBBユニットがなくてもIPv6はできる?|技術者が実機で検証

「IPv6接続をして通信速度をあげたい」
「でも光BBユニットはレンタルしたくない」
「市販ルーターでIPv6接続できるのか教えて!」
光BBユニットをレンタルすればIPv6がつかえます。しかしレンタル料が550円/月かかるのでなるべく払いたくないというのが本音ではないでしょうか?
そこでこの記事では以下の内容について実機も使ってわかりやすく解説します。
- 市販ルーターでIPv6接続できる?
- 光BBユニットと市販ルーターの速度比較
- 光BBユニットを使わずIPv6接続する方法

僕は法人向けにパソコンやネットワークの構築・保守をする技術者です。
自宅ではソフトバンク光を利用しており、ルーターに関してはこれまで数多くのメーカーに触れてきました。
この記事を読めば、きっとあなたの疑問が解決できると思います。ぜひ参考になれば嬉しいです。
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光BBユニットなしでIPv6接続できるのか?
結論からお伝えすると、市販ルーターでもIPv6接続は可能です。ただし「IPv6高速ハイブリッド」は光BBユニットでないと使えません。
つまり、市販ルーターでは「IPv4」通信よりも速度が高速になる可能性はないということです。くわしく解説します。
市販ルーターでもIPv6接続はできる
市販ルーターでもIPv6接続は可能です。実際に僕がもっている市販ルーターで検証してみました。
現在が以下のような状態です。光BBユニットをレンタルしています。


これを以下の市販ルーターに切り替えてインターネットが使えるようプロバイダ設定をして接続してみました。


インターネット接続が確認できたところで、ソフトバンク光の公式サイトのIPv6確認ページをクリックすると、以下のように「IPv6接続」だと表示されました。


この結果から、光BBユニットがなくてもIPv6接続はできるということがわかりました。
ただし「IPv6高速ハイブリッド」は光BBユニットじゃないと使えない
ですが注意点が1つ。IPv6ができるからといって通信速度が向上するわけではありません。
その理由はソフトバンク光が提供する「IPv6高速ハイブリッド」は光BBユニットでないと使えないからです。
市販ルーターでは「IPv6高速ハイブリッド」が使えません。
「IPv6高速ハイブリッド」はIPoE接続が使える点がメリット
光BBユニットを使った「IPv6高速ハイブリッド」は、IPoEが使える点で通信速度にメリットがあります。



ソフトバンク光で市販ルーターを利用する際はPPPoE方式しか使えません。
市販ルーターで検証した際もプロバイダの認証IDとパスワードを設定しPPPoE接続を行う必要がありました。
参考記事:光BBユニットはいらない?市販ルーターとの違いやメリットを解説
光BBユニットは本当に速いのか?市販ルーターと速度比較


光BBユニットなら「IPv6高速ハイブリット」が使えます。そのため市販ルーターよりも通信速度が速い可能性が高いです。
本当に光BBユニットの方が速いのか?
速いのならどのくらいの速度差があるのか?
自宅で検証してみました。
測定環境


実験で使用した市販ルーターは、家庭用で最もシェアの高いBuffalo(バッファロー)の下記無線LANルーターです。
自宅にある光BBユニットが「Wi-Fi5」なので市販ルーターも「Wi-Fi5」を用意しました。
自宅の回線とルーター環境は以下のとおりです。
回線 | NTT西日本フレッツ光ネクスト マンション・スーパーハイスピードタイプ隼 |
---|---|
最大通信速度 | 1Gbps |
タイプ | マンションタイプ |
世帯数 | 9世帯 |
光BBユニット | 市販ルーター | |
---|---|---|
機種 | E-WMTA2.3 | WSR-1166DHPL2 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi5 | |
測定周波数 | 5GHz | |
測定方法 | ・ダウンロード速度とアップロード速度を計測 ・3回ずつ計測し平均速度を算出 ・測定はFast.comで実施 |
まずは現状の光BBユニットで計測し、そのあとに市販ルーターをセッティングして計測しました。しばらく触ってなかったので機器にホコリまみれでした…。
測定結果
それぞれ3回ずつ測定しました。計測はiPhoneで行います。




計測サイトのFast.comでは以下のように速度が表示されます。


ダウンロード速度は以下の結果となりました。
光BBユニット![]() ![]() | 市販ルーター![]() ![]() | |
---|---|---|
1回目 | 270Mbps | 280Mbps |
2回目 | 240Mbps | 220Mbps |
3回目 | 240Mbps | 240Mbps |
平均値 | 250Mbps | 246.6Mbps |
アップロード速度は以下のとおりです。
光BBユニット![]() ![]() | 市販ルーター![]() ![]() | |
---|---|---|
1回目 | 350Mbps | 290Mbps |
2回目 | 340Mbps | 410Mbps |
3回目 | 250Mbps | 380Mbps |
平均値 | 313.3Mbps | 360Mbps |
ダウンロード速度は互角でした。アップロード速度に関してはむしろ市販ルーターの方が速かったです。



光BBユニットの方が多少でも速いと思っていたので、ここまで差がないとは思いませんでした。
【結果】速度は変わらない
実験した結果、速度は変わりませんでした。ネットサーフィンしてみた体感としても違いはありません。
試しに市販ルーターでYoutubeの8K動画も再生してみましたが「読み込み中でグルグル〜」みたいなことはなく、快適に視聴できました。
「光BBユニットじゃないと速度が遅い」と言われがちですが決してそのようなことはありません。快適にインターネットが使えます。



ソフトバンク、ワイモバイルスマホ以外の方は市販ルーターでも大丈夫です。
【注意点】通信の混雑状況によっては速度が変わるケースがある
僕の自宅では光BBユニットと市販ルーターで速度の違いはありませんでした。しかし、すべての環境で同じ結果になるとはかぎりません。
インターネットは夜間や休日など利用者が増えると混雑して通信速度が遅くなります。混雑している時間帯では高速ハイブリットが使える光BBユニットの方が速いケースも十分考えられます。



まずは市販ルーターを試して、遅いようなら光BBユニットをレンタルするという流れで全然OKです。
建物の環境によって通信速度が変わる理由は、以下の記事で詳しく解説しています。
>>集合住宅の光回線速度は建物によって変わる
光BBユニットなしでIPv6接続ができるおすすめルーター


市販ルーターを検討されている方におすすめWi-Fiルーターを紹介します。ソフトバンク光では特にルーターの制約はありません。
今回は初心者の方でも設定が簡単にできるBuffaloのルーターを3つ紹介します。Buffaloは国産メーカーで一般家庭向けのWi-Fiルーターとして国内No1のシェアを誇っています。



この記事内にある市販ルーターでの設定方法の紹介もBuffaloのルーターで行っているので参考にしてください。
WSR-1500AX2L|1人暮らしにおすすめ
型番 | WSR-1500AX2L![]() ![]() |
---|---|
価格 | 4,000〜6,000円 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6(IEEE802.11ax) |
周波数帯 | 2.4/5GHz帯 |
推奨台数 | 12台 |
Wi-Fi速度(5GHz) | 1201Mbps |
Wi-Fi速度(2.4GHz) | 300Mbps |
WSR-1500AX2Lはコンパクトで手頃な価格ながらWi-Fi 6とv6プラスに対応しているため、一人暮らしのアパート・マンション向けのルーターとして最適です。
【こんな人におすすめ】
・一人暮らしで、スマホ・PC・タブレットを快適に使いたい
・安くて信頼できるルーターを探している
WSR-6000AX8P-CG|家族におすすめ
型番 | WSR-6000AX8P-CG![]() ![]() |
---|---|
価格 | 18,000〜22,000円 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6(IEEE802.11ax) |
周波数帯 | 2.4/5GHz帯 |
推奨台数 | 36台 |
Wi-Fi速度(5GHz) | 4803Mbps |
Wi-Fi速度(2.4GHz) | 1147Mbps |
家族でインターネットを使うなら、WSR-6000AX8P-CGがおすすめです。約30台のデバイスを同時接続できるので、家族全員がスマホやPCを使っても通信が安定します。
【こんな人におすすめ】
・2LDK〜3LDKの家庭でWi-Fiを安定させたい
・家族みんなで動画やオンラインゲームを楽しみたい
WXR-11000XE12|3階建てなど広い家におすすめ
型番 | WXR-11000XE12![]() ![]() |
---|---|
価格 | 37,000〜42,000円 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6E(IEEE802.11ax) |
周波数帯 | 2.4/5/6GHz帯 |
推奨台数 | 60台 |
Wi-Fi速度(6GHz) | 4803Mbps |
Wi-Fi速度(5GHz) | 4803Mbps |
Wi-Fi速度(2.4GHz) | 1147Mbps |
WXR-11000XE12は、広い家でも安定した通信が可能な最上位モデルです。3階建ての戸建てや広いマンションでも電波が届きやすいのが特徴です。
【こんな人におすすめ】
・ 広い家に住んでいる
・3階建てなど高さのある家に住んでいる
光BBユニットなしでIPv6接続する設定方法
ソフトバンク光で市販ルーターを使う場合の設定方法を紹介します。設定は以下の3ステップで行います。
事前準備としてソフトバンク光の開通時に受け取ったプロバイダー情報の書類を用意してください。以下のような書類です。


「認証ID」と「パスワード」を市販ルーターに設定します。書類がなくてもこの情報を把握してればOKです。
市販ルーターとONUを接続する
まずはONUと呼ばれる網終端装置と市販ルーターを接続します。光BBユニットを使わずに市販ルーターのみを使用する場合はルーターモードなので「ROUTER」にスイッチを切り替えて電源を入れます。





メーカーによっては「RT」と書かれていたり、スイッチではなく設定画面から変更するケースもあります。
つぎにONUと接続します。ONUとは下記写真の右にある機器です。


ONUにLANケーブルを接続し、Wi-Fiルーターの「INTERNET」に差し込みます。


以上で機器の接続は完了です。
市販ルーターにログインしてプロバイダー接続の設定を行う
2ステップ目は市販ルーターにログインしてプロバイダーの設定を行います。ここではBuffalo製のWi-Fiルーターを例にスマホから設定する方法をお伝えします。
まずはWi-Fiルーターに接続します。スマホからWi-Fiルーターのアクセスポイントを選び、パスワードを入力してください。




接続すると以下のように「インターネット未接続」と表示されます。


「Safari」や「Google Chrome」などのブラウザを起動しURLの入力欄に「192.168.11.1」と入力します。


Wi-Fiルーターのログイン画面が表示されるのでログインしてください。ユーザー名とパスワードは本体側面や裏面のシールまたは同梱されているカードに記載されています。(Wi-Fiに接続するパスワードとは別のパスワードなので注意)


現時点ではインターネット接続ができていないので地球マークに赤いバツが表示されています。「詳細設定」をタップしてください。


「Internet」を選び、「PPPoEクライアント機能を使用する」を選び「設定」をタップします。




つぎに「PPPoE」を選び、「接続先の編集」をタップします。


「接続先名称(英数字ならなんでもOK)」を入力します。「接続先ユーザー名」と「接続先パスワード」の箇所に事前に準備しておいた「認証ID」と「パスワード」を入力します。
入力したら「新規追加」をタップします。


画面右上のように地球マークが青くなればプロバイダー接続は完了です。


スマホやパソコンをWi-Fi接続させる
最後はスマホやパソコンをWi-Fiに接続させます。
Wi-Fiルーター側面や裏面に貼られたシール、またはWi-Fiルーターの箱の中にあるカードに記載されたパスワードを入力して接続してください。
インターネットが開けることが確認できたら終了です。
スマホセット割を適用させるには光BBユニットのレンタルは必須


ソフトバンク光はソフトバンクスマホとワイモバイルスマホのセット割が可能です。ただしスマホセット割引を適用させるためには、光BBユニットのレンタルが必須です。
ソフトバンク、ワイモバイルは光BBユニットがおすすめ
ソフトバンク、ワイモバイルのスマホを利用している方は、光BBユニットのレンタルがおすすめです。
光BBユニットのレンタルを含む「オプションパック(550円/月)」を利用することで「おうち割光セット」と呼ばれるスマホセット割が適用されます。
オプションパックとは「光BBユニットレンタル」「Wi-Fiマルチパック」「電話サービス(BBフォン・ホワイト光電話・光電話(N)のいずれか1つ)」の3つをセット価格(550円/月)で提供するサービスです。
これにより、月々のスマホ代がソフトバンクなら1台につき最大1,100円/月、ワイモバイルなら1台につき最大1,650円/月が割引されます。



家族にも適用できます。3等親以内の家族で最大10回線まで割引可能です。
ただしオプションパックの申し込みがなければ、おうち割光セットは利用できないので注意しましょう。
ソフトバンク、ワイモバイル以外は市販ルーターがおすすめ
ソフトバンク、ワイモバイルのスマホを利用していない方は、光BBユニットをレンタルする必要はありません。
レンタルしてもしなくてもスマホセット割には関係ないです。むしろ市販ルーターを購入した方がコスト的に安くなる可能性があります。



毎月レンタル料を支払うよりも、市販ルーターを一度買って5年使った方がコストを抑えられます。
市販ルーターでは「IPv6高速ハイブリット」という高速通信サービスが使えなくなります。しかし今回検証してみた結果では、光BBユニットでも市販ルーターでも速度は大して変わらないという結果でした。
ドコモやau、格安スマホの方は市販ルーターがおすすめです。
まとめ|スマホセット割の制約がなければ最初は市販ルーターでOK
光BBユニットがない場合のIPv6通信について解説しました。
結論としては、市販ルーターでもIPv6は使えます。ですが、IPoE接続ができる「IPv6高速ハイブリッド」は光BBユニットでないと使えません。
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