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インターネット無料はやめとけ?後悔する理由と失敗しない判断基準を技術者が解説

「不動産サイトやSUUMOで『インターネット無料』の物件を見つけた」
「お得そうだけど、なぜか「やめとけ」とネットに書いてある」
「物件選びで後悔したくないから判断基準を知りたい」
インターネット無料物件は月々の通信コストを抑えられるメリットがあります。
その一方でネットで調べると「インターネット無料はやめとけ」という声が出てきて、どうすればいいのか不安になりますよね。
かいろう僕は法人向けにパソコンやネットワークを構築する技術者です。
これまで数多くのネット回線についてのトラブルやお悩みを解決してきました。
この記事では、インターネット無料物件がやめとけと言われる理由と実際に後悔しやすいケース・無料でも問題ないケースを整理して解説します。
これを読めば、インターネット無料物件が自分にとってアリかナシかを、「なんとなく」ではなく根拠を持って判断できるようになります。
インターネット無料はやめとけと言われる3つの理由
インターネット無料はやめとけと言われる理由は大きくわけて3つです。
- 住民全員で回線を共有するため混雑しやすい
- 回線の種類や通信速度などが選べない
- セキュリティ設定が正しく行われているかわからない
1つずつ解説します。
住民全員で回線を共有するため混雑しやすい
1つ目は住民全員で回線を共有するため混雑しやすいという点です。
インターネット無料物件では、以下の画像のように1つの回線を全世帯で共有しています。


そのためネットワークの出入口で通信の渋滞が起こりネットが遅くなるんですね。
特に夜間や休日は在宅する人が増えるため、ネットを使う人も増えます。住民全体の通信量が増えれば、その分だけ回線が混雑し、さらにネットは遅くなります。
このような回線の混雑による速度低下がインターネット無料はやめとけと言われる理由の1つです。
回線の種類や通信速度などが選べない
2つ目は回線の種類や通信速度が選べない点です。
インターネット回線には、光回線やケーブルテレビ回線などがあります。



光回線は高速通信ができる回線として人気ですが、建物内の配線方式によっては速度が遅いケースもあります。
たとえば、光回線の賃貸アパートでもアパートから各部屋の配線方式が光配線方式(光ファイバー)であれば最大通信速度は1〜10Gbpsです。
しかし、配線方式がVDSL方式(電話線)だった場合、最大通信速度が100Mbosと光配線方式の10%以下しか速度が出ません。
ケーブルテレビ回線も同様に速度が遅いケースがあります。
ケーブルテレビ回線とは、テレビ用の同軸ケーブル、または光ファイバーを用いたインターネット回線のことです。
こちらも通信速度が理論値で120Mbps~1Gbps程度と比較的遅い回線です。
このようにインターネット無料物件では回線の種類や通信速度が選べません。回線の種類、通信速度は事前に確認しておくことをおすすめします。
正しいセキュリティ設定が行われているかわからない
3つ目は正しいセキュリティ環境が整っているかわからないという点。



僕はセキュリティマネジメントという国家資格をもっていてセキュリティについてはある程度の知識と技術をもっています。
日頃から法人企業へセキュリティの提案・構築も行なっています。
インターネットを利用するにあたってセキュリティはとても重要です。セキュリティが弱い環境だと以下のような被害を受けるケースがあります。
- 個人情報の流出
(名前、住所、クレジットカード情報の流出) - ユーザー名、パスワードの流出
(会員サイトへの不正ログイン、SNSの乗っ取り)
インターネット無料物件でセキュリティ被害に遭う原因として多いのは、備え付けのWi-Fiルーターが古いことです。
備え付けのWi-Fiルーターでは、前の入居者とおなじパスワードを使っているケースも多く、元入居者がアパートの近くからWi-Fiに接続し、不正侵入される可能性があります。
また、古いWi-Fiルーターは通信の暗号化に脆弱性があり簡単に解読されてしまうリスクも高いです。
このようなWi-Fi環境でインターネットを利用することで先ほど挙げたような「個人情報の流出」「ユーザー名、パスワードの流出」が起こるんですね。
このようにインターネット無料物件では、正しいセキュリティ環境が構築されているかわからないというリスクがあります。
総務省も古いWi-Fi機器は利用しないことをホームページで推奨しています。以上の3つがインターネット無料物件はやめとけと言われる理由です。
インターネット無料物件でよくある後悔
では実際にインターネット無料物件でよくある後悔をシェアします。シェアするのは以下の4点です。
- 動画やゲームが止まる
- オンライン会議や仕事に支障が出る
- ネットが遅くてルーターを新品に替えたのに速度が変わらない
- 個人契約で光回線を契約させてもらえなかった
1つずつ解説します。
動画やゲームが止まる
インターネット無料物件では、ネットが遅いことで動画やゲームが止まってしまうことがあるですね。
たとえば、AmazonプライムやNexflix、Youtubeといった動画コンテンツでは、途中でグルグルと読み込み中になってしまう。
また格闘ゲームやシューティングゲームといった応答速度が求められるオンラインゲームをプレイすると、ラグが起こってプレイができなくなる。



これって結構ストレスですよね。
インターネットを使ったコンテンツが思うように楽しめないことで、インターネット無料物件に後悔する人がいます。
オンライン会議や仕事に支障が出る
インターネット無料物件では、仕事に支障が出るケースもあります。
最近ではオンライン会議やクラウドの活用により、ある程度のネット速度が必要になっています。
しかし、インターネット無料物件のネットが遅いと、オンライン会議が途中で落ちたり、クラウドデータの同期が終わらないといったトラブルが起こりやすいです。
これにより、仕事が非効率になり、後悔をしてしまうというケースがあります。
ネットが遅くてルーターを新品に替えたのに速度が変わらない
ルーターを替えても速度が変わらずムダな出費をしてしまったと後悔する人もいます。



インターネット無料物件のネットが遅いとき、その原因が回線にあるのか、ルーターにあるのかって素人では判別が難しいです。
「ルーターを替えたら速度が直るかも」と思って家電量販店に行き、そこそこ良いスペックのルーターをそこそこの値段で買って、入れ替えたけど速くならなかったとなると最悪ですよね。
もちろん新品ルーターに入れ替えることで最新のセキュリティが使えるので、全くの無意味というわけではありません。
ですが、せっかく高いお金を払って買ったのに意味がなかったとなるとショックですよね。
個人契約で光回線を契約させてもらえなかった
これまで挙げてきた内容はインターネット無料回線を使った場合の話です。



「インターネット無料が遅いなら個人契約して光回線を引き込めばいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
それができれば先ほど挙げたすべての問題は解決できます。しかしインターネット無料物件では光回線を個人契約できない場合があるんですね。
光回線を個人契約する場合、光回線工事が必要です。光回線工事とは電柱にある光ファイバーを宅内に引き込む作業のことです。
ですが、管理会社や大家さんによっては、工事の際に建物に傷が入ったり、建物の外観が損なわれるリスクを嫌って個人契約を断るケースがあります。
結果、ネットの遅いインターネット無料物件を使うしかなくなるんですね。
大切なコトは入居前に「もしインターネット無料の通信速度が遅かったら個人で光回線を契約してもいいですか?」と聞いて許可をもらっておくことです。



インターネット無料物件は遅すぎて使えない、光回線の個人契約もダメと言われた場合はホームルーターがおすすめです。
ホームルーターとは、コンセントにつなぐだけでインターネット環境が構築できる以下の写真のような端末です。


通信速度が速いホームルーターは「ドコモhome5G」です。以下の記事で詳細を解説してます。
→通信速度重視におすすめのホールルーターをチェックする
インターネット無料が向いている人
これまでの内容を踏まえてインターネット無料物件が向いている人は以下の3点です。
- ネットは調べ物やSNSがメインの人
- とにかく通信費を抑えたい人
- 短期間の入居を予定している人
1つずつ解説します。
ネットは調べ物やSNSがメインの人
インターネットを使う目的が調べ物やSNSを見るぐらいというレベルであればインターネット無料で十分です。
ネットサーフィン程度なら通信速度が遅くても違和感なく楽しむことができます。
このような人はそもそもインターネットを利用する頻度が少ないので、インターネット無料物件でもストレスを感じないでしょう。
とにかく通信費を抑えたい人
「通信速度よりもとにかくコストを抑えたい!」という人はインターネット無料が良いです。
光回線を個人契約しようと思ったら月額で3,000〜6,000円はします。
「ネットが遅いストレスよりもコストが大事」という人はインターネット無料物件を利用しましょう。
短期間の入居を予定している人
短期間の入居であればインターネット無料物件がおすすめ。
光回線には2年契約や3年契約といった契約期間が設けられているケースが多いです。
もし契約更新期間以外で解約をしてしまうと違約金が発生してしまいます。また違約金だけならまだしも、光回線工事の残債もあわせて請求される可能性があるので注意してください。
解約金や工事費残債を考えると、短期間での利用はインターネット無料がおすすめです。



もし短期でも光回線を利用したいという方には「エキサイトMEC光」がおすすめです。
解約金なし&工事費残債なしで利用できあmす。
くわしくは賃貸におすすめの光回線の記事で詳細を知ることができます。
インターネット無料でも問題ないかを見分ける方法
インターネット無料物件は通信速度が遅いと言われることが多いですが、もちろんすべてが遅いわけではありません。
サクサク快適に使える物件もあります。
ここでは、高速通信ができるインターネット無料物件の見分け方を紹介します。
建物の配線方式(光配線方式・LAN方式・VDSL方式)を確認する
まずは建物の配線方式を確認しましょう。
配線方式とは、建物の共用部から各部屋までの配線のことです。
配線方式には光配線方式、LAN方式、VDSL方式の3種類があります。配線方式によって下記表のように最大通信速度が異なります。
| 光配線方式 | VDSL方式 | LAN方式 | |
|---|---|---|---|
| 部屋までの配線 | 光ファイバー | 電話線 | LANケーブル |
| 通信速度 | 最大1~10Gbps | 最大100Mbps | 100M~1Gbps |
| 安定性 |
光配線方式ならある程度の高速通信が可能です。しかしVDSL方式、100MbpsのLAN方式では通信速度が遅いです。
配線方式の見分け方ですが、部屋の壁にあるインターネットケーブルの挿入口を見ればわかります。


内見時の際には、配線方式を確認しておくと良いでしょう。
管理会社や大家さんに回線状況を確認する
管理会社や大家さんに回線の仕様を聞いておくと、どのくらいのスペックなのかがわかります。
たとえばLAN方式だったとしても最大通信速度が100Mbpsなのか1Gbpsなのかは見た目ではわかりません。
また部屋には電話線の挿入口(VDSL方式)もあればLANの挿入口(LANB方式)もあれば光ファイバーの挿入口(光配線方式)もあるといったケースもあります。



実際、僕が住んでいた賃貸では、光配線方式、LAN方式、VDSL方式すべてのすべての挿入口がありました。
ですが実際に使えたのは光配線方式のみです。
管理会社や大家さんに聞いて正確な情報を入手しましょう。
内見時に通信速度を測る
内見時に備え付けのWi-Fiルーターがあったら、一時的にWi-Fiに接続させてもらって実際の速度を計測するのもおすすめです。
通信速度を測る際はFast.comで計測できます。通信速度の目安は以下の表を参考にしてください。
| 用途 | |
|---|---|
| メール | 128Kbps〜1Mbps |
| Webサイト、SNS閲覧 | 1Mbps〜10Mbps |
| 動画視聴(YouTubeなど) | 3Mbps~25Mbps |
| オンラインゲーム | 30Mbps〜100Mbps |
ちなみにGoogleではYoutubeを閲覧する際の推奨速度を以下のように定めています。
| 動画の解像度 | 推奨される持続的な通信速度 |
|---|---|
| SD 360p | 0.7Mbps |
| SD 480p | 1.1Mbps |
| HD 720p | 2.5Mbps |
| HD 1080p | 5Mbps |
| 4K UHD | 20Mbps |
これらを踏まえると、快適にインターネットを楽しむためには、最低でも30Mbpsは欲しいところです。



同時接続する端末が増えると、その分速度が落ちやすいのでそれも考慮しましょう。
内見時の時間帯と回線混雑時の時間帯では速度が異なりますが、大まかな数値は確認できるので試してみましょう。
内見・契約前に必ず聞くべき質問リスト
3つの見分け方を紹介しましたが、これらを踏まえて内見、契約前に聞いた方が良い質問リストをつくりました。
質問リストは以下のとおりです。
- 回線は光回線なのか?
- 光回線の配線方式は?
- 最大通信速度は?
- 通信速度が遅い場合、光回線を個別契約してもいいか?
- もし個別契約できた場合、解約時に撤去工事は必要か?
もし個別で光回線を契約する可能性があるなら、工事のしやすさ、管理会社とのトラブルが起きにくい回線を事前に知っておくことが重要です。賃貸でも導入しやすい光回線を以下にまとめています。
すでにインターネット無料物件に住んでいる場合の対処法
すでにインターネット無料物件に住んでてネットが遅くて困っているという方に向けて対処法を紹介します。
対処法は以下の3点です。
- 回線が悪いのかルーターが悪いのか原因を切り分ける
- 管理会社や大家さんに光回線の個別契約が可能か聞く
- 個別契約できなければホームルーターを検討する
1つずつ解説します。
回線が悪いのかルーターが悪いのか原因を切り分ける
まず大事なのはネットが遅い原因が回線にあるのか、ルーターにあるのかを切り分けることです。
切り分け方法の1つとして、まずは有線LANで接続してみましょう。



パソコンとルーターをLANケーブルで接続して速度が改善すればルーターの無線機能が原因と特定できます。
逆に改善しなければ回線が悪いと判断できます。
もしルーターの無線機能が原因だと考えられる場合はWi-Fiの周波数を変更してみましょう。基本的にWi-Fiルーターには2.4GHzと5GHzの2種類の周波数があります。
Wi-Fiに接続する際、アクセスポイントの名前の中に「g、G、2G、2.4G」と表示されていれば2.4GHzです。対して「a、A、5G」と表示されている場合は5GHzです。
2.4GHzと5GHzには以下の違いがあります。
| 周波数帯 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 2.4GHz | 電波が遠くまで届く | 5GHzより速度が遅い |
| 5GHz | 2.4GHzより速度が速い | 電波が遠くまで届きにくい |
基本的にWi-Fiルーターからそれほど遠くない距離でスマホやパソコンを接続するなら、速度の速い5GHzがおすすめです。
実際に僕の自宅にあるWi-Fiルーターで2.4GHzと5GHzを接続してみると以下のように5GHzの方が圧倒的に速くなります。
※「2.4GHz」「5GHz」を選択すると、それぞれの速度が確認できます。


もし2.4GHzに接続していた場合は、5GHzに接続して速度が速くなるか試してみましょう。
回線が原因ではない、でもルーターを5GHzにしても改善しない、という場合はWi-Fiルーターを入れ替えるのがおすすめ。



最新のWi-Fiルーターには速度が落ちにくい仕組みが搭載されています。
また暗号化も強固になり最新のセキュリティが使える点でもおすすめです。
Wi-Fiルーターの選び方は、以下の記事が参考になります。
→インターネット無料物件におすすめのWi-Fiルーターをチェックする
管理会社や大家さんに光回線の個別契約が可能か聞く
もし回線が悪い場合は管理会社や大家さんに光回線の個別契約をしてもいいか確認しましょう。
許可をもらいやすくするには以下の点を伝えると良いです。
- 専門用語ではなく、一般的な言葉で説明する
- 壁への穴あけやビス留めの可能性を伝える
- 管理会社や大家さんに費用の負担はない
- 退去時は撤去する



管理会社や大家さんには「資格をもった電気工事業者が作業をする」「できるだけ穴あけをしない方法をしてくれる」と伝えればさらに許可がもらいやすいかもです。
個別契約が可能な場合は、賃貸でも使いやすい光回線を選ぶことが重要です。
安くて快適に使える、撤去工事の費用がかからないなど賃貸向けのおすすめの光回線は以下の記事が参考になります。
管理会社や大家さんから光回線の許可が下りなければホームルーターを検討する
もし光回線を個別契約する許可がもらえなければホームルーターを検討しましょう。
ホームルーターとはコンセントにつなぐだけでインターネット環境が構築できる端末です。スマホと同じモバイル回線を使用しているため回線工事を必要としません。
ホームルーターを導入する目安としては、インターネット無料のネット速度がスマホの速度よりも遅い場合です。



インターネット無料のネット速度、Wi-Fi接続していないスマホの速度をFast.comで計測してみましょう。
ホームルーターのなかでも最もおすすめはドコモのhome5Gです。
代表的なホームルーターであるソフトバンクAirやUQ WiMAXよりも速度が速いことで定評があります。実際に利用しているユーザーの平均速度を以下の表にまとめました。
| 平均ダウンロード速度 | |
|---|---|
| ドコモhome5G | 215.11Mbps |
| WiMAX | 174.95Mbps |
| ソフトバンクAir | 137.37Mbps |
ドコモhome5Gが速いことがわかります。ドコモhome5Gの料金やお得な特典については以下の記事にまとめてます。
まとめ|インターネット無料は「やめとけ」ではなく「選び方次第」
インターネット無料物件について解説しました。
「インターネット無料はやめとけ」と言われがちですが、決してそうではありません。
自分がインターネットを使う用途や状況によって判断は異なります。
金銭的なコストを重視するならインターネット無料がいいですし、金銭以外の時間的コスト、心理的コスト、機会損失などを重視するなら個別契約が良いです。
あなたにピッタリのインターネット回線を選びましょう。








